■■ ESHの解決策
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                          2017.7.19 No.427

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

毎日、暑い日が続いています。この週末だけでも、全国で熱中症で搬送された
方は毎日、600人を超えたそうです。

熱中症には水分補給が大切なのは皆さんご存知の通りですが、水を飲むことで
逆に命に関わる「水中毒」と呼ばれる症状があることをご存知でしょうか?

「水中毒」とは、水だけを多量に飲むことで血液が薄まり、血液に含まれるナ
トリウム濃度が低くなることで「低ナトリウム血症」を引き起こす症状のこと
です。低ナトリウム血症になると、意識混濁や頭痛、おう吐などの症状が現れ、
重症化すると死に至るケースもあるそうです。

水中毒を防ぐためには、水分補給の際に塩分(ナトリウム)を同時に補給する
ことが重要となります。効果の高いものとして、経口補水液、スポーツドリン
ク、梅干などが挙げられます。

十分に気をつけて、猛暑を元気に乗り切りましょう!(門)



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■環境不祥事の教訓

◆関西電力 出し平ダムにドラム缶と油 上流から流入か/富山 (7/6)
     
関西電力は4日、黒部市の出し平ダムで、水面にドラム缶約25本(1本20
0リットル)と油が浮いているのを、遠隔監視カメラで確認したと発表した。
 
関電によると、確認したのは4日午後5時ごろ。1日からの降雨で、ダムの約
3キロ上流の黒部川の護岸が決壊し、資材置き場にあったドラム缶約40本や
タンクローリー1台などが、川に流れ込んだとみられる。ドラム缶の一部には
軽油が入っていたが漏出量は不明。ダムは放流を続けており下流に流出する可
能性があり、吸着マットなどで回収する予定。 

黒部市によると、水道水への影響はない。井戸水に異常がないかを10日まで
調べる。 

関電は「地域の皆様にご迷惑をおかけし、深くおわびする」としている。
(毎日新聞)


◆解説

近年の集中豪雨は、さまざまな被害をもたらしていますが、環境マネジメント
に関しても影響を及ぼすものです。

集中豪雨とは、局地的で短時間の強い雨、つまり限られた地域に対して短時間
に多量の雨が降ることをいうのだそうです。

地球温暖化が原因とされていますが、1時間に100mm程度の降雨が頻繁に観測さ
れることは、まさに異常気象といえるものです。

なぜなら、東京などの大都市では、時間雨量50mm(すなわち50mm/h)を設計値
(設計降雨強度)として下水道や都市河川を整備してきたからです。

豪雨は、排水処理施設の能力不足や、防液提の処理能力不足を招くなどして異
常排水の流出を招くリスクとなります。

事業所の状況次第では、ISO14001:2015の4.1「外部及び内部の課題」において
も、集中豪雨を採り上げる必要があるかもしれません。

グローバル企業では、SWPPP(Stormwater Pollution Prevention Plan:
雨水汚染防止計画)を講じることが一般的です。

雨水に対しても適切な考慮が必要な時代だと言えます。



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の詳細を「ESHエキスパート」で解説しています!


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■労働災害の真相

◆花王子会社で化学薬品のタンク爆発、けが人なし/愛知 (7/8)
 
8日午前9時半ごろ、愛知県豊橋市明海町にある花王の子会社「花王クエーカ
ー」の工場で、化学薬品を貯蔵しているタンクが爆発、炎上した。約1時間半
後に消し止められ、けが人はいなかった。県警などが実況見分し、原因を調べ
ている。

同社によると、タンク内を洗浄するために、引火性の化学薬品を配管から抜き
出す作業が7日まで行われていた。爆発時はほぼ空の状態だったとみられるが、
少量が残っていた可能性もあるという。

化学薬品は鋳物の製造に必要な樹脂を作るためのもので、主な成分は「フルフ
リルアルコール」。工場内は火気厳禁だった。洗浄は不定期で、8日は作業を
休んでいた。

タンクは直径7.7メートル、高さ11.4メートルで、容量は500立方メー
トル。爆発と火災の影響で、上ぶた部分がめくれ上がり、外壁が黒く焦げてい
た。近くには他に3基が並んでいた。

当時、工場には従業員ら約100人がいたが、近くで作業していた人はいなか
った。
(サンケイスポーツ)


◆解説

花王のHPには、翌日に次のような謝罪文が掲載されています。

【花王クエーカー豊橋工場における爆発事故について(お詫び)7/9】
2017年7月8日(土)9時30分に、当社子会社である花王クエーカー豊橋工場内
にて、原料タンクの爆発事故が発生いたしました。約1時間半後の10時55分に
鎮火し、けが人はありませんでした。
清掃のためほぼ空の状態であり、工場敷地内も含めて周辺への流出もありませ
んでした。
地域の皆さまを始め、ご関係の皆さまにご迷惑とご心配とをおかけしましたこ
とをお詫び申し上げます。

原因については、現在、関係当局による調査が行われておりますので、これに
全面的に協力して参ります。
また、二度とこのような大きな事故を起こさないように、原因が判明次第、監
督省庁のご指導もいただきながら適切な対策を実施してまいります。


土曜日の事故ですが、このような素早い対応は不可欠ですね。

フルフリルアルコールは、危険物第4類第3石油類水溶性液体で引火点は65℃
です。

従って、常温では引火点に達しませんので、どうして爆発に至ったのか理解で
きないところです。

事故の写真を見る限り天板が残っており、大きな爆発ではないことが見て取れ
ます。タンク内容量500m3全てが爆発したなら、この程度では済まない筈です。

局部的にタンク内の温度が上昇したのか、着火源は何だったのかなど、今後の
調査が待たれます。



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