■■ ESHの解決策
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                          2016.12.7 No.412

企業の環境&安全衛生、ISO14001、OHSAS18001の担当者、管理責任者を
支援するサポーターメールマガジン

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◆ご挨拶

いよいよ寒さも本格的になってまいりました。早いもので今年も残すところわ
ずか1ヶ月です。公私共に慌しい時期となりますので、皆さまくれぐれも体調
管理にはお気をつけくださいね。

さて、先日も電通女性社員の自殺が大きく取り上げられましたが、本メルマガ
の記事を検索していても、長時間労働などが原因の過労死や自殺に関するニュ
ースが増えたことを実感します。

実際、現在の仕事や職業生活に関することで、強いストレスとなっていると感
じる事柄がある労働者の割合は、過去2年間に52.3%から55.7%と増えている
そうです(厚労省調査より)。

ある産業医の先生によると、ストレスには3つのタイプがあるとのことです。
1.優秀な人に多い「頑張るストレス」
2.他人を巻き込みたくない「我慢のストレス」
3.周囲が気づかぬうちに病む「ガス欠ストレス」

「ガス欠ストレス」を補足すると、仕事以外の日々の生活に楽しみがなく、気
分転換ができないために、徐々に調子が悪くなるというタイプです。

いずれにせよ、気分転換を図るなどストレスと上手に付き合い、不調を来たす
前に周囲に相談するなど、ストレスを自分一人で抱え込まないようにすること
が大切ですね。(門)



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■環境不祥事の教訓

◆汚水排出 基準超、浦戸湾に 容疑で摘発/高知 (11/30)
 
基準を超える汚水を高知市の浦戸湾に排出したとして、高知海上保安部は28
日、水質汚濁防止法違反容疑で、同市仁井田の水産物加工会社と社長の男性
(53)、社員の男性(42)を摘発したと発表した。同保安部は今後、同容
疑で地検に書類送検する方針。 

保安部によると、今年6〜11月、同社工場から基準値を上回る汚水を浦戸湾
内に排出したとしている。工場は現在の場所に2002年に移転。当時から汚
水を排出していたと見られ、近隣から工場に苦情が寄せられていた。同保安部
が汚水を分析したところ、水質汚染の指標の一つである「化学的酸素要求量
(COD)」が排水基準の4倍以上である1リットル中400ミリグラム以上、
水中油分の含有量である「ノルマルヘキサン抽出物質含有量」が排水基準の2
倍以上の1リットル中50ミリグラム以上あることが分かった。工場の操業日
の汚水は、毎日5トン以上だったという。
(毎日新聞)


◆解説

本メールマガジンの読者の皆様の企業では、このような排水基準違反をするケ
ースはないことと思います。

しかし、供給者・請負者については、排水管理上の問題がないか確認する必要
があります。

多くの企業は、供給者・請負者の環境マネジメントの確認をISO14001の認証取
得でOKとしていますが、リスクに応じてそれだけでは済まないケースもあり
ます。

ISO14001の2015年版では、供給者・請負者の管理は、2004年版に比べてより明
確に記述され、附属書においては、その管理方法や程度は次の要因を考慮して
も良いと記されています。
 ・環境側面と環境影響
 ・その製品の製造またはそのサービスの提供に関連するリスク及び機会
 ・組織の順守義務

これらの観点からリスクが高ければ、ISO14001の認証取得に限らず、現地を訪
問して監査することが期待されます。

ちなみに、今日、最も利用されているサプライヤー監査の基準であるEICC(電
子業界行動規範: Electric Industry Code of Conduct)では、当然ながら排
水管理も監査項目に含まれています。

EICCによる監査では、「文書レビュー」のみならず、「現場視察」で”排水処
理システムは稼働中であり、効果的に稼働していることが目視確認で見受けら
れる”ことを確認することが求められています。

供給者・請負者の管理、監査を強化することが期待されます。



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■労働災害の真相

◆ダイキン工業で塩酸漏れ 6人搬送 (12/3)

2日夜、大阪府摂津市にあるダイキン工業の工場から塩酸の水溶液が漏れ出し、
工場の関係者6人が病院に搬送された。

塩酸の水溶液が漏れ出したのはダイキン工業の淀川製作所で、2日朝、消防な
どが現場で調査を行った。警察などによると、2日午後8時45分ごろ、「塩
素ガスが漏えいした。白煙が出ている」と消防に通報があった。漏れ出したの
は35%の濃度の塩酸水溶液、約300リットルで、タンクにつながる配管3
か所から漏れ出したとみられている。うち1か所には、直径約20センチの楕
円(だえん)形の穴が開いていた。

工場関係者の男性6人が気分が悪いなど訴えたため病院へ運ばれたがすでに全
員回復しているという。配管が設置されたのは10年ほど前だということで、
警察と消防で引き続き、原因を調べている。
(日テレNEWS24)


◆解説

塩酸は危険有害性の高い物質ですが、多くの事業所で使われる物質です。

化学物質のリスクアセスメントが2016年6月1日から義務付けられ、多くの企業
がその対応に苦慮しています。

その原因は、コントロール・バンディング法にあります。

厚労省が提供する「職場のあんぜんサイト」で提供されているコントロール・
バンディング法のソフトに次のとおり入力します。

  取扱物質:塩化水素
  取扱量:mL

すると、リスクレベルは、最高位の4と評価されます。

塩酸をmL単位で保管するだけでもリスクレベルが最高位の4となるのでは、
使い物にはなりません。せいぜい、より詳細なリスクアセスメントの要否を判
断するスクリーニングにしか使用できないでしょう。

  化学物質のばく露リスク=化学物質の有害性×ばく露量

この大原則を考慮して化学物質のリスクアセスメントを実施する必要がありま
す。



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◆本日発行「ESHエキスパート」の記事紹介

■今日の言霊

  微力であるが無力ではない


■新着情報

★ISO45001/DIS2について

・水質汚濁防止法施行規則等の一部改正


■環境不祥事の教訓

 より詳細な解説と参考事例紹介


■労働災害の真相

 より詳細な解説とベストプラクティス紹介


■環境事故・ニュースレポート

 全国の事故・事件情報 3件


■労働災害レポート

 全国の労働災害・書類送検情報 18件



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